「幼児が嘘をつく心理とは?」
「嘘をつくときの親の対応を知りたい・・」
2歳~3歳ころになると、あきらかに
嘘をつくようになり、困った・・
と感じるママさんもいることでしょう。
ただあからさまにダメ!と
怒っていいものかどうか悩みますね。
そこで幼児が嘘をつく心理と
理想的な対応策について紹介しましょう。
幼児が嘘をつく心理とは?
子供は2歳から嘘をつくことを
覚えると言われています。3歳をすぎると
多くの子供が嘘を言うようになるでしょう。
例えば
- 「おもちゃを出していない(本当は出した)。」
- 「お菓子を食べていない(本当は食べた)。」
なんてすぐにばれる嘘をつくのです。
実際に口もとに、ビスケットの
かけらがついていたり・・
なんてことがよくありますね。
幼児期にうそをつく心理は
どこにあるのでしょう。
幼児が嘘をつく心理は・・その後の未来を予想して自分にとって不利な状況になるのを恐れるため
簡単に言うと
「お母さんに怒られるのが嫌だから。」
でも考えてみると、
幼児が嘘をつくということは、
- 自分の置かれた状況を理解している(例:おやつを食べてはいけない)
- 自分の行為によってどんなことが起こるか予想できる(例:おやつを食べると叱られる)
以上のことを十分理解している
ということです。実はとても
すごいことなのです。ですので、
幼児が意図して嘘をつく=知能が発達していて賢く育っている
ということになるのです。
だからといって、ウソをついてよい
ということにはなりません。
嘘をつくのはいけないことですね。
小さい子供が嘘をついたときに、
親はどのような対応をするとよいのでしょうか。
幼児が嘘をつくときの対応策《3ステップ》
1、信じるふりをする
「へ~○君お菓子食べてないんだ。
おかしいなぁ。○君しか部屋にいないのになぁ」
腕を組んで考えるふりをしたりしても
よいですね。その後以下のように伝えましょう。
2、ママの気持ちを伝える
「でもお菓子なくなって悲しいな~。
お父さんに後であげようと思っていたのにな。」
「でもママ○君がおもちゃ出したところを
見ちゃったんだよね。本当のこと言ってないなんて
ママ悲しいな。本当のことを
言ってくれたらうれしいな。」
3、嘘をつくのは「よくないこと」と思わせる
以上の伝え方をして
子供に「悪いことしちゃったな。
嘘はダメなんだな。」というように、
ちょっぴりの罪悪感を抱かせる
以上のようにするとよいですね。
もしも子供が正直に
「さっきのは嘘。ごめんなさい。」
と伝えてきたら、
ぎゅっと抱きしめて
「本当のことを言ってくれて
お母さんうれしいな。ありがとう。」
と言いましょう。
幼児期のウソはこのような対応でOKです。
※激しく叱責しないで!
この時期の嘘に対して、
感情的に怒ったり激しく叱ったりは
しないほうがよいですね。
怒られることが嫌でついてしまった嘘です。
冷静に優しく、上記の
ステップで対応するのが理想です。
>>『ごめんなさい』を絶対言わない2歳児の頭の中はどうなっているのか
>>やってませんか?子供へのNGな5つの聞き方~「伝わる質問力」を身につけよう!
終わりに
幼児期のウソをつく心理と対応策でした。
このころの嘘は大変
かわいらしいものです。
嘘は確かにいけないことですが・・。
頭ごなしに叱るのではなく、
子供にちょっとの罪悪感を
もたらすような方法が望ましいです。
いつも感情的にならずにいる・・
というのは難しいですが、
できるときに上記の方法で
対応してみてくださいね。