「なんでもかんでも聞いてくる子供に困る!」
「なぜなぜ期っていつ頃来るの?」
こんなママさんもいるではないでしょうか。
実際に“どちて坊や“のように、なんでもなぜ?どうして?と聞いてくる、質問期という時期があるのです。
忙しい時間帯に聞かれると困っていまうこともあるでしょう。そこで
専門家の意見を取り入れた、子供のなぜなぜ?に対するうまい対応を紹介しましょう。
※「なぜなぜ期」はいつ来る?
心理学において、
子供がたくさん質問してくる時期を「質問期」
と言っています。子供の興味や探究心が芽生えた証拠ですから、歓迎すべきことですね。
時としてなんでなんでと質問されると面倒に思うことも少なくないのですが・・。この質問期はいつ頃やってくるのでしょうか。実は質問期は二つの時期があるとされています。
第一質問期
「あれなーに?」身近にあるものを指さして名前を聞く時期のことです。個人差がありますが主に
2、3歳ころ
と言われています。知っている名前をあえて質問することもあるのです。
第二質問期
「なんで?」「どうして?」などのように、
物事の原因や結果を知りたくて聞く時期です。こちらは4,5歳ころと言われています。
では次に質問されたときの対応策について紹介しましょう。
なぜなぜ期(質問期)の対応策3選
対応策1、擬人法を使う
子「なんで風が吹くの?」
親「遠くの風さんが○ちゃんにあいさつに来たのかな。」
白梅学園大学学長 汐見 稔幸さんは以下のように伝えています。
子どもの方はちゃんとした答えが知りたいわけではありません。むしろ「ファンタジックな世界」を連想できるような答えをしてあげるといいでしょう。
例えば、「どうして雨はふるの?」と質問された場合、
「さっき草を見たら、あまり雨がふらないから、水がもらえなくて元気がなかったんだよ。それを神様が知って、なんとか水を飲ませたいと思って雨をふらせてくれているんじゃないかな?」など、「想像力がかき立てられるような答え方」をするとそれなりに納得することがあります。http://www.sukusuku.com/contents/11172
3歳~4歳くらいまではこのような擬人法を使った回答でも良いでしょう。
また、お母さんが思っている当たり前のことをそのまま伝えてもよいですね。たとえば
- 子「なんで車に乗るの?」
- 親「早く着くからよ。」
- 子「なんで早く着きたいの?」
- 親「おばあちゃんに早く会えたらうれしいでしょ。」
- 子「なんでうれしいの?」
- 親「たくさん遊べるでしょう。何をして遊びたい?」
実際に上記のように、なんでなんで?の質問攻撃がどんどん続くことがあります。親はときとして本当に大変なのです汗。
そんなときは、
楽しみを想像させるような内容に誘導して興味を違う方向に向けるようにしてもよいですね。
上記の例の場合もおばあちゃんの家に行ったら何をして遊ぶか?!という質問をして楽しい想像へと導いています。
対応策2、逆に質問する
「なんでなのかな~?○君はどう思う?」
すると、子供は自分なりに考えた答えを出すことがあります。なかなか奇想天外、面白いことを言う時もありますので「そっかー。」と答えていけばよいと思います。
また個人差がありますが、4、5歳くらいになると対応策1の擬人法での答えを伝えても、
「そんなわけない。」というようになります。
そのときは、子供にもわかるような言葉で答えを説明するとよいですね。
対応策3「わからない。」という
- 「お母さんもよくわからないんだよね。今度一緒の調べようか。」
- 「よくそんなこと思いついたね。」
なんて言い方をします。5歳くらいになるとなかなか鋭い質問をしてくることがあります。例えば
「雨はどうして降るの?」
「お月様はお昼でも見えるのはなぜ?」
親も正直わかりません。
科学的に説明できる正しい伝え方があるのかもしれませんが、やはりとっさにはわからないです。そんなときはネットの助けを借りてもOK!
スマホやタブレットでサクッと調べたり、子どもと一緒に本を調べて、わかりやすく伝えるとよいですね。
4歳~5歳くらいになると、わかりやすい言葉で答えを出すと理解してくれるようになります。
面倒ですがおこなってみましょう。
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終わりに
子供特有の「なんで?そうして?」という質問期の対応策でした。子供はいろいろな質問をすることで、言葉で遊んでいるということもあるそうです。
質問攻撃にあうと、時としてお母さんやお父さんは大変になりますね。とくに忙しいときになんかは・・汗。なるべく答えてあげるようにしたいものです^^