Fingers / DieselDemon
「手(こぶし)しゃぶりの理由は空腹?」
「いつまで続くの?やめさせたほうがいいのかな?」
と疑問に思うママさんがいることでしょう。
実際に3か月前後になると、自分の手や指を口に入れて、よだれがダラダラ・・なんて姿を見るようになりますね。
やめさせたほうがいいのか?それとも、何か理由があるなら解消させたいと思うことでしょう。そこで
気になる手しゃぶりやこぶししゃぶりの、意味や原因について紹介しましょう。
手(こぶし)しゃぶりの理由や意味は?
1、第一次循環反応期
発達理論の考え方によると、感覚運動期の
第一次循環反応期(1~4か月頃)=心地よい刺激が得られる行動を繰り返す時期
があります。ちょうど指吸いなどの手しゃぶりがこれにあたります。
手(拳)しゃぶりは赤ちゃんにとって
- 心地よい
- 気持ち良い
- 安心する
行動になるのです。この時期におこなう普通の行為なのですね。
2、手を認識する
また、自分の体の一部である手を認識し始めるという理由のために、手やこぶししゃぶりをおこなうのです。
自分の体の一部を理解しはじめて、手をじーっと眺める行動=ハンドリガード
とも言われています。
決して
- 空腹
- 愛情不足
という理由で手やこぶしをしゃぶるということではありません。
眠くて不快に感じ泣いてしゃぶることもあるでしょう。安心を求めておこなっている場合が多いです。
3、食べる練習
食べ物を口に入れた時に吐かないようにするための練習
という意味で、手しゃぶりや指しゃぶりをするという見解もあります。
こぶしを口に入れてオエっと吐きそうになる(笑)のは、口に入れられる量の訓練ということになるのかもしれません。ほほえましく見守りましょう。
いつまでするの?
手しゃぶりや指しゃぶりは、
離乳食がはじまるころには徐々にしなくなる赤ちゃんが多いです。
手や指への興味よりも、おもちゃなどのほかのモノへの興味がわいて、そちらをなめるようになるでしょう。
また、1歳までには、大多数の子供が手しゃぶりやが指しゃぶりがなくなるというデータもあります。
いつから始まる?
自分の体の一部を認識しはじめる
ハンドリガードの時期は、3~4カ月のころと
言われています。
さらに、先ほどの発達理論における第一次循環反応期は1~4か月頃と言われています。ですから、
早くて1ヶ月~から始まる
ということになります。
201206271213_just because she can / Ambernectar 13
また成長するに従い
こぶしや手しゃぶり→指しゃぶり→足しゃぶり
へ移行するのが一般的です。
指を認識し始め、その後足を理解するようになる過程でのステップなのです。赤ちゃんの一般的な成長の流れにです。
手しゃぶりをやめさせるには?
まず月齢が低い赤ちゃんの時期でしたら、手しゃぶりやこぶししゃぶりを
無理にやめさせる必要はありません。
成長における自然な行動ですので、無理強いしないで優しく見守りましょう。
管理人たちの子供もみんな手をしゃぶっていたり、じーっと見ていましたね。今となっては本当にかわいい姿だったと思います。
ただ、指の付け根にホコリやごみがたまるたまる汗!子供によって、個人差があるのか、やたら長男はごみ持ちでした。気づいたらとってあげてましたが笑。
手しゃぶりや指しゃぶりがなくなると言われる1歳ごろまでは様子を見るとよいのではないでしょうか。
ただ、
3歳を過ぎてもなお、指しゃぶり癖が続く場合は、歯や顎の成長に影響を与える恐れがある
この場合は、専門家に診てもらうことをお勧めします。
手しゃぶりで利き手がわかる?!
よく左手ばかりしゃぶる赤ちゃんがいると、もしかして左利き?!なんて思うかもしれません。実際に関係性は低いです。
赤ちゃん~幼児期は左手をよく使う
こんな傾向があります。
赤ちゃんは、向きやすい方向でしゃぶりやすい側の手を、よく使っているだけではないでしょうか。また
子供の9割の利き手は4歳ころに決まる
というデータがあります。赤ちゃん時期ではまだ利き手はまだわからないと考えていてください。
>>赤ちゃんの昼夜の区別はいつからつくの?【生活リズムを整えるためにしたい3つのこと】
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終わりに
手しゃぶりやこぶししゃぶりの原因や意味、いつからいつまでするのかについての情報でした。たしかにオエっとなるまで口に入れると気になりますね。
この時期の赤ちゃんのこぶししゃぶりは可愛いものです。今しかない貴重な姿ですから、あたたかく成長を見守りましょう。