「ぞうさん」の歌詞の隠れた意味とは?替え歌「とうさん」もあります

「ぞうさん」の歌詞の隠れた意味とは?

一度は誰でも口ずさんだことがある童謡「ぞうさん」歌詞が短くシンプルですので、覚えているという人も多いでしょう。

 

実はぞうさんの歌詞には深い意味が隠されていたのでした。作詞家のまどみちおさんの生前の記述を紹介しますね。あまり知られていないとうさんという歌もあるのでチェックしてください。

ぞうさんの歌詞について

まずあらためてぞうさんの歌詞を紹介しましょう。

作詞・・まどみちお氏

作曲・・團伊玖磨氏

ぞうさん ぞうさん
おはながながいのね
そうよ かあさんもながいのよ

ぞうさん ぞうさん
だぁれがすきなの
あのね かあさんが すきなのよ

 

いっけん簡単な歌詞で、あまり深い意味はないと思うのではないでしょうか。

 

覚えやすくて誰もが知っているフレーズですよね。実は、このぞうさんの歌詞には以下のような意味が隠されているんです。

 

 

深い!ぞうさんの歌詞の意味

作詞のまどみちおさんが、ぞうさんの歌詞の意味について、生前以下のように語られていました。

 

「ぞうの子は、鼻が長いねと悪口を言われた時に、しょげたり腹を立てたりする代わりに、一番好きな『母さんも長いのよ』と、誇りを持って答えた。それは、ぞうがぞうとして生かされていることが、すばらしいと思っているからです。だからこの歌は<ぞうに生まれてうれしいぞうの歌>と思われたがっているでしょう。目の色が違うから、肌の色が違うから、すばらしい。違うから、仲良くしようということです。」

自分の目の色や肌の色、環境や性別や性格、

みんな違っていてそれでよい。

まさに、ありのままでいいんだよ~という意味なんですね。それをほんわかとした歌詞にさりげなく入れ込んでいて、とても素晴らしい歌詞です。

 

小象が鼻が長いと誰かにからかわれたけど、それを何とも思わないどころか、大好きなお母さんと同じなんだ!と喜んで自慢さえしている・・。かわいらしいですね。

 

作詞家の意図を知ってから、あらためてぞうさんの歌詞を読むと、違った味わいがでてきます。

 

 

替え歌「とうさん」とは?

ぞうさんの替え歌というかパロディのような感じで、作詞家のまどみちおさんは、「とうさん」という歌詞も作っています。以下になります。

 

とうさん

作詞・まどみちお
作曲・宮川彬良
原曲・團 伊玖磨
編曲・宮川彬良

1.
とうさん とうさん
おはなが ぺちゃんこね
そうよ
かあさんも ぺちゃんこよ

 

2.
とうさん とうさん
だれが すきなの
あのね
かあさんが
すきなのよ

 

もともとまどみちおさんは、ユーモアのある方で、おかあさんに注目されすぎたぞうさんの歌詞について、お父さんへの罪滅ぼし?的に作られたそうです。

 

けどやっぱり、最終的には、おかあさんが持っていった感じの歌詞になっていますね笑。

 

 

まどみちおさんのほかの歌詞

作詞家のまどみちおさんはほかにも、有名な童謡の歌詞をてがけています。有名なところで配下です。


ポケットのなかにはビスケットがひとつ~♪という歌ですね。本当にそんなポケットがあったらうれしいですよね。わくわくする菓子です。

 

 


こちらも有名な歌ですよね。しろやぎさんからお手紙ついた~♪

 

お互いに食べてしまって手紙の内容がわからないという、困ったながらもほのぼのとして、子供時代からよく覚えている童謡です。

【絵本の落書きの消し方】ボールペンやクレヨンはこうしよう!

 

 

終わりに

童謡「ぞうさん」の歌詞の隠れた意味についてでした。なにげに聞いている歌詞には意外と深い意味があることがあるんですね。

 

作詞家のまどみちおさんの想いを理解して、詩を読むとあらためて感動します。

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