Seeing new things every day / deanwissing
「赤ちゃんがまばたきしないことに気づいたけど大丈夫?!」
「まだ目が見えていないからなの?」
生まれて一か月ほどの赤ちゃんが、まばたきをせずに、ゴミが目に浮いていても平気で目を見開いている姿をみかけます。
実はこの時期は、あまりまばたきをしないので安心してください。また、目をぎゅっとつぶるようなまばたきが多いと感じる赤ちゃんもいます。
そこで赤ちゃんのまばたきの気になる疑問を検証しました。
生まれてすぐの赤ちゃんはまばたきをしない!
生まれてすぐの赤ちゃんを見ていて、まばたきを全然しないことに気づいてびっくりするママやパパもいることでしょう。
実は生まれてから数か月の間では、ほとんどまばたきをしない赤ちゃんは多く見られます。
ですので、何か異常があるということではありません。まばたきをしないのは、以下のような理由があるのです。
赤ちゃんがまばたきしない理由
理由1、目の機能が不十分のため
大人はピントを合わせるためにまばたきして調整しますが、赤ちゃんには、まだその機能が十分備わっていません。
よって、対象物に焦点をあわせるために、ジッと1点を見つめるのです。
理由2、赤ちゃんの瞳は十分潤っている
また、
赤ちゃんの瞳には十分な水分があるため、まばたきしなくても潤いが保てるそうです。
ドライアイ気味な大人からしたら、うらやましい話ですね。
幼児時期の子供の多くも、涙の質が良くあまり乾燥しにくいので、大人ほどまばたきをしません。
さらに、
瞳の中に潤いが十分あるため、目の中にゴミやまつげが入っていても、自然に取れます。
赤ちゃん時期は、よく目の中にゴミが入っているのを見かけますね。あまり気にしなくてもよいです。
赤ちゃんの目が正常かどうかを確認するには、ためしに
まつげにちょっと触れてみましょう
→赤ちゃんが目をつむるのであれば反射は良好と考えられます
赤ちゃんのまばたきの回数は?大人と比べてみました
では、赤ちゃんはどれくらい瞬きをするのでしょう。あるデータによると
- 生後数か月まで・・ほとんどまばたきしない
- 幼児(1歳~小学生未満)・・1分間に3~13回
- 小児(小学生~15歳)・・1分間に8~18回
- 大人・・1分間に15~20回
と言われています。成長するにつれて、徐々に瞬きの回数は増えていくのです。
まばたきが多いのが気になる!
逆に、まばたきしないのではなく、まばたきが多いのが気になるというケースもあります。
赤ちゃんが
ぎゅっと目をつぶり顔をクシャっとする
こんなしぐさが、赤ちゃん時期の9~10か月前後でみられることがあります。
まばたきというよりも、ぎゅっと目をつぶるような感じです。多くの場合
癖のようなもの
です。お母さんが反応するので面白くてやる・・こんなこともあります。
家族の顔真似をしているということも考えられます。ただ、
- 目ヤニが出ている
- まつげが入っている
上記のような目に関する症状があれば、一度眼科を訪れましょう。
なるべくなら小児眼科がおすすめです。軟膏などの薬を処方してくれることもあります。
また中にはチック症?と気にする家庭もあるでしょう。ただ、赤ちゃん時期にチックになることはありません。
チック症は人格形成が著しくなる3歳~12歳頃に起こり得る症状となっています。
ですから、あまり気にしすぎないで様子を見守りましょう。
>>【赤ちゃんの逆さまつげ】いつ治る?眼科に行く時期や手術の必要性について考察しました
>>赤ちゃんの目つきが悪い!寄り目になる3つの理由&いつから眼科を受診すればいい?
終わりに
赤ちゃんの瞬きに関する疑問でした。特に新生児期のころは、まばたきをまったくしない姿はよく見られます。
大人と違って、涙の質も量も多いので安心ですね。また1歳近くなると、癖のような感じでわざとぎゅっと目をつぶる動作をするときもあります。
目ヤニなどの症状がないのでしたら、一種の癖のようなものと考えられます。