mom’s armpit / writetoeat
「産後、脇の下にコリコリっとしたしこりを感じて気になる・・」
「痛くないけど小豆状のものが3,4個ほどあるのだけどこれって何?」
と心配になっているママさんがいるのではないでしょうか。
だいたい、産後1週間~10日後くらいにしこりに気づくママさんが多いのです。
腫れのようなしこりのような存在は、いったい何なのか気になるところですね。そこで
産後の特有の脇のしこりの正体と対処法を紹介しましょう。
産後の脇の下のしこりは何?3つの可能性
1、副乳の場合
産後すぐに脇にしこりを感じる場合、副乳のケースが多いです。
副乳とは=退化しきらずに残っている乳腺組織
動物などの哺乳類は、いくつも乳がありますね。人間には、退化しているのですが名残りとして、複数の乳が残っている人も少なくないのです。
この乳腺組織は、脇から脇腹あたりにあり、通称ミルクラインとも呼ばれています。
http://blog.goo.ne.jp/momohimemd2006/e/bc58a524c6ae785a1a3f70c35b0c0a4a より
ちなみに男性のなかにも、副乳がある人がいます。この
副乳は、産後の授乳で乳腺が発達して、目立つようになったり痛いと感じる場合があります。
なかには、痛みがない人もいます。
副乳が痛くない場合
痛くないならそのまま放置しましょう。
- 触らない
- 揉まない
が鉄則です。触ると痛くなることがありますので、気にしないようにしましょう。
副乳が痛い場合
痛い場合は冷やすのがおすすめです。
アイスノンなどの保冷剤をガーゼで包んでワキに挟める
ようにすると、痛みが和らぐでしょう。助産師さんによると
産後5日くらいから、徐々に痛みがなくなるということです。
痛みを感じたら、冷やしながら様子をみましょう。
2、リンパ節の腫れの場合
また、脇の下のしこりはリンパ節の腫れの可能性もあります。通常
リンパ節の腫れは
- 赤みがない
- 押しても痛くない
以上のような特徴があります。
単純に腫れているのであれば、炎症が収まれば数日で消えるので安心してください。また炎症がなくなっても、そのまましこりが残っている場合もあります。
- 短期間でしこりが大きくなる
- 数が増える
以上の状態であれば、乳腺外科や乳腺クリニックに足を運ぶのがおすすめです。
多くの場合良性であるので心配いりませんが、専門医にしっかり見てもらうと安心です。
3、乳瘤の場合
また、産後の脇のしこりは、「乳瘤(にゅうりゅう)」のケースもあります。
乳瘤=ミルクが貯まってコブのようになってしまうもの
乳瘤の場合は、赤ちゃんがグングン飲んでくれるようになると、気にならなくなることが多いです。
また授乳の間隔があいて、胸が張ったときだけ乳瘤を感じるようになることもあります。
ですので、産後すぐであれば、様子をみてもよいでしょう。気になるなら専門家に診てもらうとよいですね。
終わりに
産後の脇の下のしこりは、以上のように、いろいろな可能性があります。
産後すぐに感じる場合は、副乳の可能性が高いです。
リンパ節に関しては、やはり専門家の診察が大事になってくるのです。2,3か月しても落ち着かないのであれば、乳腺外科や乳腺クリニックを訪れるとよいですね。