「子供への目薬の上手な差し方ってあるの?」
「子供が嫌がって泣く!」
時として、赤ちゃんや子供はものもらいや結膜炎などの症状を起こし、目薬を処方されることがあります。
ただ、いざ点眼しようとしても目をつぶったり、体をくねらせてじっとしないので全然できないことがありますね。
全身で拒否して泣く子供に、親もへとへとに疲れてしまいます。そこで、子供に目薬をするときのコツや裏技を紹介しましょう。
赤ちゃんにもできる方法があるので参考にどうぞ!スムーズに点眼できると、その後の家事がはかどりますので知っておくとよいですよ。
《子供への目薬の差し方》嫌がらないための3ステップ
ステップ1、親の膝の上に子供の頭をのせる
目薬は最初が肝心です。子供の脳に
目薬=イヤなもの
とインプットされてしまうと、後がとても大変です。泣いたりわめいたりして全力で阻止するようになります。
子供が、いったん嫌!と思うと、かたくなに目を閉じて全身で拒否されると、目薬が差せずに親もストレスがたまります。
そうならないように、
まずは、脅したりしないで優しい雰囲気で膝枕をしましょう。
ステップ2、目薬は「魔法のクスリ」
「悪いばい菌をやっつける魔法の薬をおめめに入れよね。」
「ママは魔法使いです!今から魔法のクスリで悪いばい菌をやっつけます!」
次に、こんな風に伝えて、楽しい雰囲気をもたらす言い方をするとよいですね。
子供がなに?面白そう!と興味を持つような言い方がよいですよ。
ステップ3、あかんべー作戦
そしてひざ枕した状態で
子供の目の下の瞼をさげて「あかんべー」のようなポーズにさせてます。
あかんべーをして、めくった赤い部分に点眼します
このような差し方をすると、
目玉に向かってくるように見えないので恐怖を感じにくくなります。
この後、目をパチパチさせれば目薬がいきわたります。あかんべーの時に、視線をなるべく上にさせたほうが効果的です。
目薬自体は痛くないですので、以上のステップを踏めば、うまくいきますので試してください。赤ちゃんにも、サッとあかんべーにさせてやってみてください。
ただ、上記のような差し方をしようとしても、敏感に察して何もしていないのに嫌がる子供もいるかもしれません。そのような場合は以下のような裏技もおすすめです。
どうしても子供が嫌がる場合の裏技~赤ちゃんにもおすすめ!
作戦1、目をつぶったまま差す
- 子供を仰向けに寝かせて目をつぶらせる
- 目頭に目薬を落とす
- そのままの体勢で目をパチパチさせる
※目頭=鼻側の目の端
こうすると自然に目薬が目の中に入ります。目を閉じているので、怖いという気持ちが和らぎます。
子供が目をパチパチしてくれない場合は、指で目を開けてもよいです。必ず目頭(内側)に目薬を落としましょう。
この差し方は、実際に眼科でいただいたパンフレットに書いてありました。また、子供が嫌がって仰向けになってくれないときは画像のような体勢がおすすめです。
作戦2、ごほうびを用意
子供自身も痛みやゴロゴロ感があり、いやな気分になっているものです。
目薬がうまくできたら、普段あまり与えてないお菓子や飴を与えて、気分をリフレッシュさせるのも方法です。
ご褒美があると頑張れる!大人も同じですよね。子供に怒ったり脅すのではなく、ちょっとした楽しみを与えるとよいですよ。
作戦3、シール作戦
トイトレでもおなじみのシールの出番です。目薬一回できたらシールを貼れるような楽しみを作る方法です。
達成感が生まれやすいので効果的です。
眼科でシールが配られている場合もあります!
こちらは、ものもらいで眼科に行った時にいただいたシールです。有効活用するとよいですね。
100均などのシールを使って、カレンダーのようなものを手作りして作ることもできます。
作戦4、寝ているときに点眼
こちらは、赤ちゃんに向いている方法です。また子供でも最後の切り札、最終手段になります。何をしても泣いて泣いてまったく目薬をさせないときは、
寝ている時に点眼でもOK
こちらも眼科でいただいたパンフにのっていました。
寝ているときに、
あかんべーのようにして、めくった部分につけてあげる感じです。
あふれた部分はティッシュなどで拭いてあげるとよいです。これでも目の中に成分が入っています。ねんねしている赤ちゃんにはこちらの方法もおすすめです。
※泣いているときは目薬NG
当然といえば当然ですが、嫌がって泣くときは目薬をストップしてください。
涙が出ているときに点眼しても、目薬が流れてしまい効果が期待できないそうです。
ですので、泣き止むまで待って点眼するようにしましょう。
なんで泣くの!とついイラッとしがちですが、最終手段(眠っているときに点眼する)がありますので、気長にいきましょう。
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終わりに
子供への目薬の差し方でした。普通に上から落とすとかなり怖いですよね。大人でも得意でない人はいるはずです。
まずは、あかんべー作戦、それでダメなら目をつぶって眼頭に落とす方法をしましょう。赤ちゃんにも最終手段として寝ているときにできます。
長男の時はこんな裏技を知らなくて、激しく拒否され親子ともどもひどく疲れた記憶があります。
それなりのお年の子供には、とにかく最初が肝心です。目薬=痛くないとインプットされれば素直にやってくれるでしょう。