『おばけ』や『鬼』でしつけってどうなの?
小さい子供の寝かしつけなどで、
おばけや鬼を使うという家庭も少なくありません。
効果絶大なので、ついつい・・
というママさんもいます。最近などは、
スマホ端末の鬼アプリも登場して
一時話題になりましたよね。
ただ実際に子供にとってどうなの?
と気になりますね。そこで専門家の意見を
交えた『おばけ』や『鬼』を使う
しつけについての考え方を紹介しましょう。
『おばけ』や『鬼』を使うしつけについて
すくすく子育てでもおなじみの
汐見稔幸(白梅学園大学学長)さんによると
脅すことは、原則としてはよくありません。子どもは、小さいうちほど本気で怖がってしまい、大人になってからもその恐怖から抜けられないことになります。https://www.sukusuku.com/contents/5173より
上記のように説明していました。
特に2~3歳頃だと、本気で怖がってしまい
極度の怖がりになったり、思い出しては
プルプル震えている・・なんて場合もあるのです。
なかには5歳ごろになると、
鬼やオバケが来ると言っても
「どこに住んでいるの?」
「どいうやってくるの?」
なんて、なかなか鋭いことを
言うようになる子もいます。
そのうち通じなくなります。
ただ、いずれにしても、
- 脅すような言い方
- 恐怖をあおる言い方
上記のような言い回しは、
子供にはあまりしないほうがよいのです。
『おばけ』や『鬼』を使うしつけについての考え方
では、おばけや鬼を使ったしつけは
よくないのでしょうか。絶対ダメ
ということはないと管理人は思います。
以下のような点に気をつけて、
いざというときの最終兵器として
使うことはしてよいと考えています。
1、恐怖をあおりすぎない
あまりにも親が、リアル感たっぷりと、
恐怖をあおる顔で鬼やお化けの話をすると、
やはりトラウマになることがあります。
- トイレに一人で行けなくなる・・
- ちょっとした暗闇が怖くなる・・
子供の性格にもよりますが、
上記のような子供になってしまうことも。
ですから、鬼やお化けを
引き合いに出すときは、
- 親はあまりにも怖い顔でやらない
- かわいげがあるお化けや鬼を使う
絵本のかわいいお化けさんや
バイキンマンなど、怖いけど
ちょっと面白そう・・なんて
余韻を残す伝え方です。
2、理由を説明する
例えば9時過ぎていても
起きている子供に、お化けを
引き合いに出して寝かせると、
“鬼やお化けが怖い”という理由で寝る
そんな理解になってしまうのです。
ですから、鬼やオバケに頼るだけではなく、
なぜ時間になったら寝るのかという、
正しい理由を子供に伝えると
よいのではないでしょうか。
「たくさん寝ると、体が大きくなったり丈夫になって、
かっこいいお兄ちゃんになれるんだよ。
だから時間になったら寝ようね。」
上記のように、なぜ
そうする必要があるのかということを、
子供にもわかるように説明していきましょう。
3、いろいろな方法のひとつとして使う
幼児期のイヤイヤや約束を守らない行動に対しては、
臨機応変にいろいろな作戦をとるとよいでしょう。
その中の一つとして、鬼やオバケを
使うのはよいのではないでしょうか。
例えば夜寝ることに関しては、
- 今日は10分遅くてもOKとする
- ご褒美をあげて寝かす(パパが休みの日におでかけしようなど・・。)
- 部屋を暗くしてひたすら寝た真似する
あれやこれやした中で、今日は
最終兵器!最後の切り札的にお化けや鬼を使う!
こういう使い方ならアリなのではないでしょうか。
目に見えない怖いモノを使うことも、
時と場合によっては有効なことがあります。
なるべく
- お化け
- 鬼
などのように、正体不明の
よくわからないものを使うほうがよいと思います。
例えば、隣のおじさんなど現実に存在する人を
引き合いに出さないほうがよいですね。
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終わりに
しつけのひとつとして鬼やお化けを
引き合いに出すことについての考え方でした。
しつけに関しては様々な意見があります。
ひとつの参考としてくれたら幸いです。
オバケが来るぞー!鬼が来るぞー!
ちょっぴり面白さを残しながら、
たまに使うならアリ!ではないでしょうか。