boy / layma1999
「おとなしい子供が心配・・」
「慎重すぎるけど大丈夫?」
ほかのママさんに「大人しい」と言われると、なんとなく気になったりしますね。
また子供の普段の様子を見て、この先大丈夫かなと心配になることも。
ただ、大人しい、引っ込み思案、内弁慶、内気に見える性格というのは、視点を変えれば素晴らしい性質があるのです。
また性格があっという間に、変わることがありますので気にしないでください。
◎大人しい子供~視点を変えるとこんな性格に!
ウチの子おとなしすぎたり慎重すぎる・・と感じ、悩むママさんもいるでしょう。ただひっくり返すと、以下のような長所がありますよ。
1、その場の空気を読める
外では大人しかったり、内気な子供は
相手や環境によって違う自分を見せることができる
ということです。とても素晴らしい性質です。親からしたら、ちょっぴりじれったく感じたり心配に感じる瞬間があるかもしれません。
ただ、その時おかれた環境によって、切り替えて自分を出せるというのは、とても健全なことですし、将来大人になったときに大切なことですね。
幼稚園や保育園など集団生活がはじまって
集団生活の場が「よそ行きの空間」→「自分の空間」に変わったときに、変化するでしょう。
集団の中でも、しっかり自分を発揮してリーダー的存在になることもあります。時間がかかるかもしれませんが、親は見守りましょう。
2、思いやりがある
おとなしかったり引っ込み思案な性格は、
相手のことをよく見ているということです。
相手の立場になって物事を見れるので、控えめな行動をするのです。ですので、
- 思いやりがある
- 思慮深い
- 優しい
こんな性質があります。この性質も大変すばらしいことですよね。相手の立場になって考えることができる・・大事です。
3、慎重である
お友達の中に入りたいけど、入っていけない・・こんな内弁慶な様子を見て、心配と思う親御さんもいるのではないでしょうか。ただ
- 危険を回避できる
- 予測して行動することができる
- 失敗が少ない
こういう長所があります。思いつくまま行動するチャレンジャーでなく、慎重でじっくり取り組むことができる・・これもメリットです。
※適した育て方って?
大人しいという性格・・裏を返せば、以上のような素晴らしい性質を持っています。あまり心配になることはありません。なかには、
集団生活数か月後、いっきに性格が変わったように見える子供もいます。
また
幼少期におとなしい感じだったのに、学生になったら学級代表に立候補した
なんてエピソードもあります。幼少期の性質がそのままいかない場合もありますし、そのままもちろん続くケースもあります。
どっちにしても、性格はよくない部分だけはなく、良い部分もたくさんあります。子供の性格を心配してしまう気持ちもわかりますが、
広い視野で子供の良い部分を認めながら、成長を見守るという育て方をしていきましょう。
無理に集団に入れたりする必要はないと思います。普通に幼稚園なり保育園なりに通っているのであれば、そのまま育てていくとよいですよ。
◎大人しい性格は遺伝なの!?
「親がおとなしい性格だと子供も似るのだろうか?」
こんな疑問を持つときがあるでしょう。
性格はもともと持っている先天的なものが大きいと言われています。そのうえで環境や親の考え方などの後天的な環境を受けていくのです。
ですので、親が大人しいから必ずしも子供が大人しい性質になるとは限りません。ただ
- 考え方
- 気質
- 行動パターン
などは、おのずと親に似てきますね。笑い方や話し方やリアクション、行動パターンなんかは親子そっくりという話をよく聞きます。
また、アメリカのケンブリッジ大学の研究で、5歳~7歳630人を対象にした調査で、
親の友達の数と子供の友達の数は相関関係がある
ということがわかりました。
こうなったとき、こうするといった行動パターンや環境は、親のものを強く受けますが、本質的な性格に関しては、先天的なものが大きいのです。
親元を離れて大人になってから、性格が変化したように感じる場合は、先天的なものが出てきたのではないでしょうか。
◎おとなしいと言われると気になる
ほかのお母さんから「おとなしくてよいね。」なんて言われると、気になったり嫌に感じるママさんもいます。
相手は誉め言葉のつもりで言っているのですが、言われたほうは、悶々としていたりすることがあります。これは、
自分自身が気にしているからなんですよね。
おとなしい子供に対して、なんとも思っていなければスルーできるのですが、
親が「おとなしい性格」=心配
という思いがあるので、ついいろいろ考えてしまいます。ただ上記のように素晴らしい長所がありますし、あっという間に性格が変化することもあるので大丈夫です。
とはいえ、周りの方もあまり決めつけたような言い方は、しないほうがいいかもしれないですね。ニュアンスで受け取る側のとらえ方がずれたということもありますが、悪気はないのでスルーしていきましょう。
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終わりに
おとなしい子供に見えても、問題ありません。良い面がたくさんありますので、見つめていきましょう。
なんとなく心配になることもありますが、将来大きく変化することもあります。またそのままでも何の心配もいりません。