「赤ちゃんが寄り目気味になるのが気になる・・」
「目つきが悪いときがある・・」
赤ちゃんと過ごすなかで目つきがおかしいと感じたり、寄り目や横目になると思うことはありませんか。
実は赤ちゃんの時期は、黒目が正常の位置よりもずれて見えやすいと言われています。そこで赤ちゃんが寄り目に見える理由と、いつから眼科に行くとよいかの判断基準を説明しましょう。
※赤ちゃんが寄り目に見える3つの理由
「赤ちゃんの目つきが悪い・・」
「おかしいな・・」
と思うときは、多くの場合、斜視のような寄り目の状態になっているのです。
寄り目(斜視)とは・・片方の目が正常の位置からずれていること
目玉の位置が左右でずれているように見えるんですよね。あれっと思うワケです。
多くの赤ちゃんの場合、黒目が内側によって見える内斜視に見えることがあります。実は赤ちゃんは以下のように、内斜視に見えやすい3つの理由があったのです。
1、赤ちゃんの鼻の根元が低く広がっている
赤ちゃんの鼻根部は低く広がっています。そのため
白目の内側部分がお肉で隠れてしまい、内側に黒目が寄っているように見えるのです。
2、赤ちゃんは見る力が未熟
新生児のころはとくに視力が未熟です。徐々に視力は正常になりますが、それまでは
必死に見ようとして、黒目が内側による内斜視のように見えてしまうことがあります。
3、赤ちゃんは黒目が大きい
ご存知の通り赤ちゃんは、大人よりも黒目の割合が白目よりも大きくなります。ですので余計に白い部分が隠れがちになり寄り目気味に見えるという理由もあります。
横目や斜視のように見えるとお母さんはびっくりしてしまいますが、上記の理由があったのであまり気にしないでください。
たまに目つきが悪いなと感じ心配になることがあるかもしれません。ただ、成長するにつれて顔のバランスが整い目立たなくなるでしょう。
乳児期の寄り目に見える状態のこと=仮性内斜視(みかけの斜視)、偽斜視とも言います
この見かけの斜視は、成長とともに気にならなくなることが多いです。
管理人の経験
管理人の場合、まん中の娘が、新生児のころの寄り目感がほかの子たちに比べて強かったと感じています。目の大きさと顔のバランスが合っていなくて、よく寄り目に見えましたよ。
ただ、そのうち気にならなくなって・・。二人目なのであまり気にせずにいたら、気がついたら治っていたという感じです。初めての出産の場合、いろいろ気になると思いますが、よくあることですので様子を見るとよいかと感じます。
※注意点~本当の斜視の場合もある
ただ、なかには本当の斜視の場合もあるので注意が必要です。
斜視をそのままにしておくと視力の低下につながる恐れがありますので、
いつまでも寄り目が気になるようであれば眼科を受診しましょう。
いつ頃から眼科を受診すればいいの?
個人差がありますが
眼球の位置は生後3カ月~6か月ころに安定すると言われています。
ですから生後6か月を過ぎても寄り目が気になるようであれば眼科に診てもらうとよいですね。
眼科を受診する際の注意点
1、写真をとっておく
どのような時に、どんな風に寄り目になるのかをよく観察しておくとよいです。いつ頃気になったのかも合わせて確認しておきましょう。そして写真をとっておくと診断の手助けになるのです。
2、できれば大病院の眼科へ
赤ちゃんの目に関しては、「小児科」や「町の眼科」ではわからないことが少なくありません。できれば専門的な機関や大きな病院に行くのがおすすめです。
万が一本当の斜視の場合だと、視力が悪くなることもあります。ですので早めの治療が大切になってくるので、赤ちゃんの目に精通している病院が安心です。
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>>【子供の目やにが大量に!】目が開かないくらい酷い時に考えられる原因
終わりに
赤ちゃんの目つきが悪いのが気になったり、横目や寄り目気味になる場合、まずは様子を見るとよいですね。成長とともにお顔が整ってくると気にならなくなるでしょう。
ただ生後6か月を過ぎても目つきがおかしいと思ったら、早めの眼科を受診するとよいでしょう。ただの偽斜視の場合もありますが、専門家に診てもらうと安心ですね。