「子供の仕上げ磨きっていつまでしてあげたらいいの?」
毎日のちょっとした習慣ですが、親としてはけっこう大変なんですよね。これっていつまでしなくてはならないの?こんな疑問がわきます。
とくに子供が小学生高学年くらいになると、仕上げ磨きを恥ずかしく思うのか、幼児とはまた違った渋りがでることがあります。
そこで、歯医者さんによる仕上げ磨きは何歳までか?の考え方と、高学年頃の、おすすめの仕上げチェックの方法を紹介しましょう。
仕上げ磨き~何歳まですればいい?
歯科衛生士や歯医者さんによると
理想は小学6年生まで仕上げ磨きをするのが望ましい
のだそうです。永久歯がしっかり生えそろう小学6年生まではやってあげると、虫歯ができにくい丈夫な歯になります。
ただ、高学年ころになると、体も大きくなるし、子供本人が恥ずかしがったり嫌がったりするので、できない場合もあります。
しかしながら、
小学生の時期は、永久歯と乳歯が一緒に存在する混合歯列の時期
ですので、一番磨き残しが起きやすく、虫歯と歯肉炎に特に注意しすべき時期なのです。
またベネッセの本『最新しつけ大百科』によると
小学校低学年くらいまでは親の仕上げ磨きが必要
と書かれているのです。最低でも低学年くらいまでは、仕上げ磨きをするのがよいですね。
高学年になり仕上げ磨きがやりにくくなる場合、以下のように『回数減らし』や『仕上げチェック』をするのがおすすめです。
小学校高学年になってからの仕上げ磨き
1、『回数減らし』の方法
高学年になると、少しづつ仕上げ磨きの回数を減らしていくという方法です。いきなり卒業ではなく、徐々に頑張ってもらうという方法もあります。
たとえば、最初は1日おきにして、その後週1~2日にしていく・・徐々に仕上げ磨きの頻度を減らすということです。
2、『仕上げチェック』の方法
仕上げチェック方法はとても簡単です。小学高学年くらいからさせてよいでしょう。
- 歯磨き後、前歯の側面や奥歯のほっぺ側の側面や内側の歯面を子供の爪でこすらせる
- 歯石(プラーク)が爪についたら磨きなおしをさせる
きれいになるまで、繰り返して歯磨きをさせます。本人の爪でチェックするので、磨き残しがダイレクトに伝わりやすい方法です。
上記の二つの方法を両方使いわけてもよいと思います。歯医者さんサイドの理想は、6年生までは仕上げ磨きをするということです。
ですので、もちろん子供自身が、
6年生になっても仕上げ磨きを嫌がらないなら、親としてやってあげたらよいと思います。
ただ5,6年生になると、修学旅行や宿泊研修が待っています。少しずつでも、自分でしっかり磨けるように指導していきたいものです。
適当な歯磨きをする子供
なかには、どうせお母さんがやってくれるから!と自分では超適当に歯磨きをして、後はママ任せという困ったお子さんもいます。
あきらかに磨き残しがあるので、親として大変困りますよね。歯磨きを適当にしてしまうお子さんの場合は、たまに
歯垢(プラーク)が赤く染まる液剤を使うのがおすすめ!
どんなに適当に磨いているか、目で見せてあげるとよいですね。やってみたことがある親御さんもいると思いますが、軽いショックを受けます。
毎日でなくてよいので、たまにチェックして、自分の磨き残しのほどを実感させるとよいでしょう。
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終わりに
仕上げ磨きは何歳まで必要か?という疑問でした。歯科によると、6年生までが理想ということです。
ただ現実はなかなかできないですね。嫌がる場合は、上記の方法で、少しずつフェイドアウトするのが望ましいと思います。