「1歳の子供の歯ぎしりをして歯が削れないか心配・・」
「ギリギリゴリゴリ・・音が気になるし受け口やストレスが原因なの?」
と気になるママがいるのではないでしょうか。
歯が欠けたり削れたら心配ですし、精神的なものだとしたら余計気になりますね。
実際に1歳前後になると、歯ぎしりをするようになる赤ちゃんは少なくありません。そこで
歯ぎしりの原因と対策方法を紹介しましょう。
歯ぎしりする赤ちゃんの割合
実はこの時期に歯ぎしりをする子供は珍しくありません。
乳幼児全体の10~20%に歯ぎしりがある
というデータもあります。よくある行動なのであまり気にすることはありません。上下の歯が生えると歯ぎしりをするようになる赤ちゃんはいます。
歯ぎしりの原因は?
1歳ころに始まる赤ちゃんの歯ぎしりの原因として
- 歯がむずがゆい
- あごの位置を決めようとするため
- あごの骨の力を高めるため
- 子供が面白がっている
- 歯の使い方を練習している
以上のような説があります。新しく生えてきた歯の存在が気になったり、うずくよう感じがする、あるいは顎の位置や強度を高めるための
成長過程の行動の一つ
ととらえるとよいですね。決して
- “受け口”が原因というワケではない
- “ストレス”が原因というワケではない
ので安心してください。
1歳児の子供だと、まだ全部の歯が生えそろっていないので受け口かどうかを判断するのは難しいです。実際に成長過程のなかで、この時期に受け口にみえる場合は少なくありません。
また、ストレスに関してもこの時期の歯ぎしりは、精神的なもので起こるわけではないので心配しないでください。
大人の場合はストレスで歯ぎしり起こると言われていますが、子供の場合が成長になかで起こる現象ですので、ママさんが気にすることはまったくありません。
時期がたつと自然と気にならなくなる場合がほとんどです。無理にやめさせようとしないで、様子を見ましょう。
※注意点
乳歯が生えそろった後も歯ぎしりが続くような場合
は一度歯医者さんに診てもらうのがおすすめです。
http://www.dp-kyousei.net/kyousei/より
乳歯が生えそろうのはだいたい3歳前後と言われています。図のように、通常乳歯は20本でそろいます。
乳歯が生えそろった時期にもまだ歯ぎしりをするようでしたら、歯の神経が炎症を起こす可能性
がありますので、一度専門家に診断してもらいましょう。また定期健診にて歯のチェックを勧められることもあります。ですから、定期的な歯の検診は、大事になってくるのです。
歯ぎしりで血が出る場合
Baby, now with teeth! / cchiao
まれに、赤ちゃんの歯ぎしりで口の中が出血してしまうことがあります。おそらく歯の生え始めのときに感じるうずきが原因と思われます。
赤ちゃんが痒い感じがして、噛んでしまうのでしょう。あまりひんぱんに起こるようなら、
歯固め
を使ってあげると、出血を抑えることができます。歯固めは1歳ころには卒業と言われていますが、今一度噛ませてあげると出血を阻止することができます。
終わりに
1歳ごろから気になりはじめる歯ぎしり・・。ゴリゴリ、ギシギシと音が不快で気になるママやパパもいることでしょう。
歯が欠けるのでは?と心配になりますが、1歳代は気にすることはありません。成長過程の行動の一つとして見守ってくださいね。