【こだわりが強い2歳への親のかかわり方】年代別に見た3ステップ紹介


Smile / Marco Falcioni

「帰り道は絶対犬さんのいる道順でなきゃダメ!」

「服装は毎日赤い服でないと!」

など、子供のこだわりが強いと感じることがあるのではないでしょうか。特に2歳ごろは、こだわりがより複雑になると言われています。2歳半~2歳8~10か月頃にも見られます。そこで

2歳頃の強いこだわりについての付き合い方を紹介しましょう。

年代別ごとのステップがありますので、参考にしてください。

※こだわりは成長の証

2歳頃に強く出る決め事やこだわりは

  • 自分の世界ができてきた証拠
  • 先を見通す力がついてきた証拠

ということなんですね。成長の過程なので、一緒に付き合ってあげるのが理想です。

 

主に1歳代後半から3歳代まで続くことが多く、2歳頃が一番複雑になるとも言われています。

 

では次に、年代別に見た親のおすすめのかかわり方を見てみましょう。個人差がありますので今現在2歳でも1歳代から確認してみてください。

 

 

【こだわりが強い2歳への親のかかわり方】

ステップ1、1歳代後半のこだわり

この時期は

「このコップはお父さんのだから使っちゃダメ。」

「この道順で帰らないとダメ。」

などの決め事やこだわりが出てきます。物事を見通す力がついてきた証拠なんですね。1歳代後半の時期は、決まりごとがうまく通らないと怒ったり駄々をこねたりします。

  1. 親はなるべくつきあってあげる
  2. 選択肢を提案する
  3. できなかったら謝る

基本的には上記の流れを意識してみてください。できる範囲で決め事に付き合ってあげましょ。

 

どうしても叶わない場合は、「こっちの服も可愛いよ。」などのように面白い選択肢を提供してみるとよいですね。

 

さらに子供の決め事を守れなかったときは、ごめんね~と素直に謝るとよいです。

 

ステップ2、2歳代のこだわり

2歳代になると、成長とともにこだわりが多様化していきます。

同時にいろいろな体験をすることで、臨機応変さも少しずつ身についてきて、他の選択肢にも目を向けられる時期になります。そのうえで以下のような方法を取り入れてみましょう。

  1. こだわりに付き合う
  2. 子供に選ばせる
  3. 事前に伝える

なるべくこだわりに付き合ってあげるのは1歳後半から続けていきながら、同時に

「あっちはお花がたくさん見える道だね。こっちはいつもの道だね。どっちにする?」

のようにして

子供に選ばせる

という方法をとってみるとよいですね。さらに、どうしても決め事を守れないことが分かっている場合は、

事前に子供に何度も伝える

たとえば、「今日は違う道順で帰るからね。」といったようにです。

 

2歳代であれば、聞き分けられる力がついているので、何度も事前に行っておくと、駄々をこねずにスムーズにいくことがありますよ。

 

ステップ3 3歳代のこだわり

3歳代になると、経験をどんどん高めていく中で、ほかにも素敵なものがあるとわかってくるので、2歳頃よりもこだわりが少しずつなくなってきます。この時期には

  1. 理由を説明する
  2. ほかの提案を勧める

上記のようなやり方をしてうまくいくことがあります。

「今日はお買い物に行くから違う道を通ろうね。」

「こっちの黄色い服装も可愛いよ。」

のような感じです。

 

もちろんこの時期でも、ピンクの服しか着ない!などのこだわりを持つ場合があります。子供の気持ちをできる範囲で尊重していくとよいですね。

 

また年代別にステップとして紹介しましたが、当然ながら個人差があります。自分の子供の年代だけでなく、年齢の前後を見て参考にしてくださいね。

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終わりに

こだわりが強いように見える2歳代のかかわり方でした。2歳代は心の発達の過程で、決まった道順や服装など、こだわりが複雑化していくんですね。

 

なるべく付き合っていきながら、子どもに選ばせたり、事前に何度も言うことで、対処できることがあります。ぜひ取り入れてみてください。

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