Mother-Child / theglobalpanorama
子供への良い褒め方が知りたい・・
そう思う親御さんもいることでしょう。
心理・社会福祉学科教授の倉石哲也さんは、
以前NHKのすくすく子育てで、
『親は褒め方のバリエーションを
いくつか持っているとよい』
と伝えていました。
状況に応じて褒め方を用意しておくと、
より楽しい子育てができるということです。
そこで、バリエーションに富んだ
子供への良い褒め方5選を紹介しましょう。
子供への良い褒め方【バリエーション5選】
1、オノマトペ(擬態語、擬声語)を使う
ほめるときに使う言葉は、「すごいね」「上手だね」などのほめ言葉だけでなく、擬態語、擬声語でも良いですよ。
「パクパク」「モグモグ」など、子どもの動作を言葉で表現したり、「どーん!」など子どもが喜ぶ音を出したりしても、ほめていることが十分に伝わります。(武庫川女子大学 心理・社会福祉学科教授倉石 哲也さん)https://www.sukusuku.com/contents/qa/8700
- きちんと食べてくれた時→「モグモグゴックンできたね。」
- 何かを運んでくれた時→「よいしょよいしょできたね。」
子供にも伝わりやすい言い方をすると、
それだけで良い褒め言葉に
なるということです。
オノマトペは、
- 優しい表現になり雰囲気がよくなる
- 小さい子供にもイメージがつきやすく楽しい
こんな効果もあります。
良い褒め方の一つとして、
擬態や擬音語を使うことも
覚えておくとよいかもしれませんね。
2、プロセスを褒める
「よく我慢したね。」
「お着替え上手にできたね。」
結果でなくて、行動や行為に
注目するという褒め方です。
こちらも意識して伝えるようにすると、
自然と口に出るようになります。
3、驚く
ただ、「すごいね。」「上手だね。」
と褒めるよりも、
- 「エッ?そんな思いつきをしたんだ!」
- 「面白いね。」
と驚いてあげると子供は喜び、子供の意欲が高まりやすくなります。
Surprised? More or Less / Orin Zebest
片付けや勉強にしても
「すごいね。」
よりも
「えっ!もう終わったの?早いね!」
なんて大げさにびっくりする言い方を
したほうが、得意になって今後
どんどんやってくれるかもしれません。
4、繰り返す
- 子供「今日ね、○ちゃんと追いかけっこして遊んだんだよ。」
- 親「○ちゃんと追いかけっこして遊んだんだね。」
このように子供の言葉を、
ただ繰り返してあげるだけ
という褒め方です。
脳の働きを利用した心理学で人気のNLPにおいて
- 相手の言うことを繰り返すこと=「バックトラック」
という手法があり、繰り返された相手は肯定感や安心感を感じやすい
ただ繰り返すだけの簡単な
言い方ですので、こちらも良い褒め方の
バリエーションとして、引き出しに
入れておくとよいですね。
5、ジェスチャーで表現
褒める=「口で言う」だけではありません。
- 手でOKマークを作る
- ウィンクをする
- うなずく
- 抱きしめる
- 頭をなでる
- 声のトーンを変える
このようにスキンシップやジェスチャー、
アイコンタクトを使った褒め方も
子供に伝わりやすく効果的です。
もちろん普段から自然に
おこなっているママもいることでしょう。
さらに意識しておこなってみては
いかがですか。特に
ウィンクや親指を立てるグッドのサインなどは、
- 兄妹がいる中で、内緒で一人だけ褒めたいとき
- 遠くにいる子供に伝えたいとき
に効果的です。
ママの“笑顔”が最高の褒め言葉
褒め方についてはついつい
「言い方」とか「伝え方」を
意識しすぎてしまうことがあります。
ただ、褒めることは意外と
エネルギーを使うものです。
ママがそばにいてうなずいたり
嬉しそうにするだけでも、十分
子供は気持ちよく感じこともあるのです。
疲れたときは無理せずに、
そばにいてうなずいたり
笑顔を見せてあげてくださいね。
>>『ごめんなさい』を絶対言わない2歳児の頭の中はどうなっているのか
終わりに
子供への良い褒め方5選でした。
状況に応じていくつか褒め方の
バリエーションを作っておくと、
楽しく育児ができるのではないでしょうか。
あまり褒めるのが得意でない・・
と感じることもあるでしょう。
そばにいてジェスチャーや笑顔を
添えるだけでもOKですから、
ぜひ試してくださいね。