ごめんなさいと言わないor言えない2歳児についムキになってしまうことがありませんか。
ちょっと前までは、「ごめんなさいは?」と言うと「ごーちゃい!」と言っていたのに、ある時期から言わなくなる・・なんてこともありますね。
絶対謝らないので、こっちもつい激しく怒ってしまうこともあるでしょう。そこで、
ごめんなさいを言えない2歳児の頭の中を調べてみましょう。
『ごめんなさい』を絶対言わない2歳児の頭の中
1~2歳 : 叱られると理解するが応用がきかず、すぐ忘れる。
→その時・その場で繰り返し、根気強く伝えましょう。(白梅学園大学学長・教育学 汐見稔幸さん)https://www.sukusuku.com/contents/5173より
2歳頃は、
“なぜ叱られているのか”ということをすぐに忘れてしまう
のです。応用がきかないので、何度も同じことをしてしまう・・確かに!あるあるです。
ですから、悪いことをした後「ごめんなさい」を言わせようとしても、子供はなぜ言わなければならないのかわからないということがあります。その結果
- ムキになって言わない
- ニヤニヤしてふざける
上記のような対応をされてしまいます。
親はカチンとしてヒートアップしてしまい、無理やり言わせがちになります。
無理に言わせようと怒ったり叱ったり手をたたいたり・・ついそんなことをしてしまうことがあるかもしれません。ただ
子供は怖いと思うと頭がそれでいっぱいになり“どんな理由で謝るのか”をさらに忘れてしまうので、よけいごめんなさいが言えない
ですから、怖い思いをさせて無理にごめんなさいを言わせる方法は逆効果になることも。
専門家の見解
恵泉女学園大学教授の大日向雅美さんは以下のように伝えています。
小さいうちは、絶対に叱らなくてはいけないことは、一つか二つでいいと思います。例えば、誰かを侮辱することや、お年寄りや体の弱い人を痛めつけるようなことなど。それ以外のことは、理解力が発達する3〜5歳まで待ってもいいかもしれません。https://www.sukusuku.com/contents/5173より
Funny Face / pocketwiley
まだ2歳の時期は
- 危険なこと
- 他人に迷惑をかけること
- 自分より小さい人を痛めるようなこと
以外は叱らなくてよいということです。
また謝らせるということも無理にさせなくてもよいのではないでしょうか。
上記の危険なことや弱い人をいじめるようなことに関しては、その場ですぐにはっきりと「ダメ!」と伝えるだけでよいのです。その際以下のようにします。
- 目線を同じにする
- しっかり目を見る
では「ごめんなさい」は教えなくていいの?という疑問がわくかもしれません。次のステップを参考に謝ることを徐々に教えていくとよいです。
日常の中で親が「ごめんなさい」と言おう!
パパやママが普段の生活のなかで、しっかり謝る姿を子供に見せると自然と謝ることを覚えるようになってくるでしょう。
二人でちょっとした小芝居風にするのもおすすめです。
夫婦のどちらかが叱る→謝る→許すという流れを若干オーバーにおこないます。
子供に「ママが悪いことをしたからごめんなさいしたよ。そしたらパパが許してくれたよ。悪い事したら謝るとパパもママも気持ちが良いね。」なんて伝えても良いです。
あえて演技まではしなくてもよいかもしれませんが、
親が謝る姿を見せることが子供の一番の手本となる
ということは忘れないでいたいものです。これは月齢が上がって小学生になっても意識しておきたいことです。
尾木ママも以前テレビで
『素直に子供の前で謝れる親』が大事
と言うことを伝えていました。親である私たちが、間違ったことをしたら素直にごめんなさい~と常日ごろから言っていきたいですね
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終わりに
ごめんなさいが言えない2歳児に対する考え方や対応策でした。親はつい怒ってしまい無理やりごめんなさ言わせようとすることがあります。
無理やり言わせるようにすると、ただただ謝ることだけを覚えてしまい、3歳になると、ごめんなさいと口だけですぐ言うという知恵がつくことも・・。それはそれで困りますね汗。