Baby / quinn.anya
「抱っこしないと泣く赤ちゃん・・。」
「抱っこが好きな理由ってあるの?」
と疑問を感じることもあるでしょう。
抱っこしないと寝ない赤ちゃんに
大変な思いをしているママやパパもいることでしょう。
そもそも赤ちゃんが抱っこ好きなのはなぜ?
実は赤ちゃんの抱っこ好き&寝るのが好きな理由は、
科学的に証明されていたのです。
赤ちゃんが抱っこ好き&寝る理由
以前NHKすくすく子育てで理化学研究所
脳科学総合研究センターの黒田 公美さんは
以下のように伝えていました。
哺乳類の赤ちゃんは、親に口でくわえられて運ばれているときは、泣き止む習性があります。移動しているときに泣いたり暴れたりすると、親は運びにくくなり、結果的に敵に見つかりやすくなるからです。これは「輸送反応」といって、自然界で身を守るため、哺乳類に備わっている本能なのです。
人間の赤ちゃんも、抱っこして歩くと心拍数が下がって落ち着き、泣き止みます。抱っこして歩くというのは、力がいるため、ママよりも力があるパパにオススメですよ。https://www.sukusuku.com/contents/qa/8727
赤ちゃん=抱っこしてゆらゆら歩かせると、
心拍数が下がりリラックス効果が高まる
ということになるのです。
哺乳類の生存本能により
備わっている機能=輸送反応が
ヒトの赤ちゃんにも備わっているということです。
たしかに大人でも
- 電車でゆられていると眠くなる
- 車に乗っているとリラックスする
乗り物に乗ってゆられている時間が続くと、
まったりしたり眠くなりますね。
輸送反応という本能が備わっているのではないでしょうか。
さらに赤ちゃんも
ベビーカーにいるとおとなしい
ことがあります。ほかに不快な状態がなければ
移動=リラックスなのです。哺乳類が敵から
身も守るための本能が、
ヒトの赤ちゃんにもしっかり備わっているのです。
赤ちゃんを抱っこする時の効果的な方法
黒田さんはさらに以下のようにも述べています。
赤ちゃんを5分から10分程度抱っこして歩くと効果的です。抱っこではなくて、おんぶやベビーカーでも効果があります。歩くときは、実際に“移動する(輸送する)”気持ちで歩くことが大切です。https://www.sukusuku.com/contents/qa/8727より
- ベビーカーでも効果的
- パパでもOK
ということですので、
赤ちゃんをリラックスさせるためには
大変でも“移動させる”のがよいですね。
夜泣き対策でパパが車で
ドライブという行動も理にかなっているのです。
でもママ以外の人の抱っこで泣く!
ただ、時としてママ以外の人(パパやばあば)の
抱っこでは泣くようになる・・
ということもあるでしょう。
この時期の赤ちゃんは、
日中ほとんど一緒にいる
ママとほかの人の区別がしっかりついている
ということでもありますし、
ママの母乳の匂いに反応して
泣いてしまうのかもしれません。
お腹も満たされていたりオムツもきれいな状態なら、
思いきってパパに散歩を頼んだり別室にいて
輸送をしてもらうというのも一つの方法です。
>>赤ちゃんの昼夜の区別はいつからつくの?【生活リズムを整えるためにしたい3つのこと】
>>【赤ちゃんへの話しかけ方】心を育てる3つの言葉がけのコツ
終わりに
赤ちゃんが抱っこが好きな理由や
抱っこで寝る理由には、
ちゃんとした理由があったのです。
生存本能のひとつだったのですね。
ただ、現実はなかなか
うまくいくことばかりではありません。
寝かしつけの一つの作戦として、
輸送行動を覚えておくとよいのではないでしょうか。
パパと協力して輸送してくださいね^^