「赤ちゃんが受け口になっている・・原因はあるの?」
「いつから矯正治療をすればいいのだろう?」
と気になるママさんはいませんか。
上と下の前歯が生えてきた1歳前後に
いわゆるしゃくれや受け口がみられると、
親としては非常に心配になりますね。
そこで、遺伝しやすいと言われる
反対咬合(受け口やしゃくれ口)の
治療の時期や予防策について紹介しましょう。
受け口の原因は?
歯が生えてきた赤ちゃんが
受け口になっていると、やはり気になりますよね。
反対咬合になってしまう理由は
どこにあるのでしょう。
しゃくれや受け口の原因=遺伝
が大きいです。自身やパートナーの
親御さんや祖父母が受け口気味だと、
子供にも遺伝している可能性があります。
さらに
受け口の原因として“癖“
も挙げられます。
- 上の前歯を後ろに押す癖
- 指しゃぶりやおしゃぶりの癖
は、しゃくれになりやすいと言われています
おしゃぶりは出っ歯になるとも
言われていますが、受け口を
予防するわけではありませんので、
やめましょう。
むしろ、しゃぶっているときに
上の歯が奥にいくような癖が
あることがあります。受け口の
予防にもなりますので、なるべく
上記のような癖はやめたほうがよいですね。
ただ2歳ころまでは、言っても
なかなか聞かないことも多いです。
あまり神経質にならず、奥歯が
生えそろうまで様子を見ましょう。
奥歯が生えてくると自然に
治る子供は少なくありません。
さらに
“歯ぎしり”は原因ではない
ということも覚えておいてください。
むしろ歯ぎしりはあごの成長過程のなかで
おこなう自然な行為で、受け口の原因と
なるものではありません。
音がすごいので気になりますが、
子供の成長過程でよくあることです。
いつから矯正の治療を始めればいいの?
気になるのがいつから歯医者さんに
診てもらえばよいかということでは
ないでしょうか。ひとつのポイントとして、
前歯の永久歯が生えてきても受け口(反対咬合)が
みられるときに治療を始めるとよい
と言われています。
前歯の永久歯が生えてくる時期=4~7歳ころ
この時期まで様子を見てもよいですね。
実際に乳歯がすべて生えそろうと、
受け口が治っているケースも多く見られます。
永久歯の前歯が生えてきてもなお
反対咬合がみられたら、
本格的に矯正しましょう。
もちろん、子供がもっと小さい時期に
診てもらうことはできますが、
- 動いてしまうため歯型がとりにくく1~2歳代の矯正は難しい
- 強制的に治療をすると心理的ストレスが大きくなりやすい
- 3歳すぎてからの矯正でも問題ない
このような理由もあり、
1、2歳代の治療はまだ早いと言えるでしょう。
また、厚生労働省の調査によると、
3歳児検診で子供の4~5%に
反対咬合がみられるというデータがあります。
2歳で反対咬合になった子の
半分は自然に治りますが
3歳児検診での反対咬合→自然に治る確率は6%ほど
というデータもあります。
3歳児検診で反対咬合と診断されたら治療
ということも一つのポイントとして
覚えておくとよいですね。特に
近親者にしゃくれや受け口があるなら、
3歳検診後に専門の歯医者に
出向いて相談するとよいでしょう。
>>【幼稚園を嫌がるとき】NLP心理学から学ぶ3つの対処法~行きたくない原因は?2016年4月19日
>>『ごめんなさい』を絶対言わない2歳児の頭の中はどうなっているのか
終わりに
赤ちゃんの受け口が気になった場合の
対策方法でした。いつから矯正を
すればいいのかが心配になりますが、
早くても3歳過ぎてからでよいでしょう。
しゃぶり癖や上の歯を奥にする癖がある場合は、
優しく諭すとよいですね。なかなか言っても
伝わらない年頃でもありますし、自然に
治ることも多いですで、あまり
神経質にならないで伝えてください。