赤ちゃんのオムツを替えようとして、おしっこがオレンジ色になっていてびっくりすることがありませんか。
またピンクのように見えることもあります。新生児時期から、5,6か月ごろになってもおしっこの色が赤系で血尿なの?と不安に感じることもありますね。そこで、
赤ちゃんのおしっこがオレンジ色のときに考えられる原因を紹介しましょう。
《赤ちゃんのおしっこがオレンジ色》考えられる3つの原因
1、レンガ尿(尿酸塩尿)
http://www.hosp-shizuoka.juntendo.ac.jp/column/stork_club/2012_winter_01.html
赤ちゃんは、まれに尿に含まれた「尿酸塩」が結晶化して、ピンクのようなオレンジ色のようなレンガ色のおしっこ=レンガ尿がでます。
新生児時期の生後1か月くらいによく見られ、自然となくなると言われています。
色がオレンジ色で血尿なの?と心配するお母さんも多いですが、まったく心配ないものです。
- 血が混ざっている尿→オシッコ全体に色があり、時間がたつにつれて茶色く変化する
- レンガ尿→一部にシミのように色がつき、時間がたっても色は変わらない
と言われています。心配であれば時間をおいて、オムツについた色を確認してみてください。
また、レンガ尿(尿酸塩尿)は、新生児期だけでなく、生後5、6か月過ぎても見られることがあります。
- 水分が不足しがち
- 汗を大量にかいた
- 下痢症状がおきている
以上のようなことが原因でも、レンガ尿(尿酸塩尿)になりやすくなります。
尿の中の水分が少なくなると、尿のなかの尿酸塩が結晶化してオレンジ色のオシッコになるのです。
赤ちゃんの腎臓がしっかり働いている証拠でもありますが、水分不足のサインとも取れます。急に暑くなる時期に起こることがあります。
オレンジ色のおしっこが出て心配な場合は、涼しい環境で水分を多めにとらせて様子をみます。
多くの場合、涼しくして水分を多めに与えればすぐに普通になります。ただ、それでもオレンジ色や赤系のおしっこがでるようであれば、小児科で見てもらいましょう。
2、飲み物や食べ物
また、色々な食べ物を摂取できるくらい月齢が上がってから、オレンジ色の尿が出て気になる場合は、
- 野菜ジュース
- ビタミン系の食べ物
を摂取していなかったか確認してください。ビタミン系のものは、おしっこに色がつきやすくなります。
赤系の色素の多い野菜なんかもありますね。またおしっこを我慢していると、濃い色になりやすいと言えます。風邪薬なんかも飲むと、妙に濃い色のおしっこが出ることもあります。
なかでも、野菜ジュースはけっこう強力です汗。ですので1回ほどなら気にしないで、直前に食べた飲料や食べ物を確認してみましょう。
3、腎臓系のトラブル
- 水分もたっぷり与えている
- 涼しい環境にいる
- 野菜ジュースなどの食べ物も与えていない
以上のように、水分もとらせたり汗対策をしているのに、「赤系の尿」や「変に濃い色の尿」が続いて出る場合は
腎臓や膀胱、尿管にトラブルがあることが考えられます。
この場合、すぐに受診することをおすすめします。このとき
気になる色の尿がついたオムツを持参するとスムーズにいきやすいです。
実際に、膀胱炎と診断され、薬を処方されるとすぐに治るケースも多いです。まずは専門家に診てもらいましょう。
◎体験談
長女が3か月ごろ、二回レンガ尿が出たことがあります。赤いようなオレンジ色のシミのようなものがオムツについてドキッとしました。
なんていうかおしっこがついたオムツ全体に色がついているのではなく、シミみたいに一部がオレンジ色なんですよね。
- 1回目は昼間のオムツ替えのとき
- 2回目は次の日の夕方のオムツ替えのとき
2回も続くと、これはヤバいと思って、すぐにかかりつけの小児科に行きました。
そのとき、診断されたのがレンガ尿でした。おしっこの一部が結晶化して色がついているので、気にしないでOKとのことで、ほっとしたのを覚えています。
ただ水分不足でなりやすとも言われました。当時は、母乳オンリーだったので、とにかく飲ませる頻度をあげて、やたら口にくわえさせるようにしていました。
そのかいあってか、すぐに普通に戻り、母は、母乳製造マシンになるくらい、過剰に母乳を作れる体になりました汗。ありがたいことですけどね。
終わりに
赤ちゃんのオシッコがオレンジ色になるときに、考えられるケースでした。多くの場合、レンガ尿ですので大丈夫かと。
ただ、はじめてみるとびっくりしますよね。もちろん過信せずに、様子をみて、赤系の色が続くようであれば、病院で診てもらうのが良いと感じています。