「帰り道は絶対犬さんのいる道順でなきゃダメ!」
「服装は毎日赤い服でないと!」
など、子供のこだわりが強いと感じることがあるのではないでしょうか。特に2歳ごろは、こだわりがより複雑になると言われています。2歳半~2歳8~10か月頃にも見られます。そこで
2歳頃の強いこだわりについての付き合い方を紹介しましょう。
年代別ごとのステップがありますので、参考にしてください。
※こだわりは成長の証
2歳頃に強く出る決め事やこだわりは
- 自分の世界ができてきた証拠
- 先を見通す力がついてきた証拠
ということなんですね。成長の過程なので、一緒に付き合ってあげるのが理想です。
主に1歳代後半から3歳代まで続くことが多く、2歳頃が一番複雑になるとも言われています。
では次に、年代別に見た親のおすすめのかかわり方を見てみましょう。個人差がありますので今現在2歳でも1歳代から確認してみてください。
【こだわりが強い2歳への親のかかわり方】
ステップ1、1歳代後半のこだわり
この時期は
「このコップはお父さんのだから使っちゃダメ。」
「この道順で帰らないとダメ。」
などの決め事やこだわりが出てきます。物事を見通す力がついてきた証拠なんですね。1歳代後半の時期は、決まりごとがうまく通らないと怒ったり駄々をこねたりします。
- 親はなるべくつきあってあげる
- 選択肢を提案する
- できなかったら謝る
基本的には上記の流れを意識してみてください。できる範囲で決め事に付き合ってあげましょ。
どうしても叶わない場合は、「こっちの服も可愛いよ。」などのように面白い選択肢を提供してみるとよいですね。
さらに子供の決め事を守れなかったときは、ごめんね~と素直に謝るとよいです。
ステップ2、2歳代のこだわり
2歳代になると、成長とともにこだわりが多様化していきます。
同時にいろいろな体験をすることで、臨機応変さも少しずつ身についてきて、他の選択肢にも目を向けられる時期になります。そのうえで以下のような方法を取り入れてみましょう。
- こだわりに付き合う
- 子供に選ばせる
- 事前に伝える
なるべくこだわりに付き合ってあげるのは1歳後半から続けていきながら、同時に
「あっちはお花がたくさん見える道だね。こっちはいつもの道だね。どっちにする?」
のようにして
子供に選ばせる
という方法をとってみるとよいですね。さらに、どうしても決め事を守れないことが分かっている場合は、
事前に子供に何度も伝える
たとえば、「今日は違う道順で帰るからね。」といったようにです。
2歳代であれば、聞き分けられる力がついているので、何度も事前に行っておくと、駄々をこねずにスムーズにいくことがありますよ。
ステップ3 3歳代のこだわり
3歳代になると、経験をどんどん高めていく中で、ほかにも素敵なものがあるとわかってくるので、2歳頃よりもこだわりが少しずつなくなってきます。この時期には
- 理由を説明する
- ほかの提案を勧める
上記のようなやり方をしてうまくいくことがあります。
「今日はお買い物に行くから違う道を通ろうね。」
「こっちの黄色い服装も可愛いよ。」
のような感じです。
もちろんこの時期でも、ピンクの服しか着ない!などのこだわりを持つ場合があります。子供の気持ちをできる範囲で尊重していくとよいですね。
また年代別にステップとして紹介しましたが、当然ながら個人差があります。自分の子供の年代だけでなく、年齢の前後を見て参考にしてくださいね。
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終わりに
こだわりが強いように見える2歳代のかかわり方でした。2歳代は心の発達の過程で、決まった道順や服装など、こだわりが複雑化していくんですね。
なるべく付き合っていきながら、子どもに選ばせたり、事前に何度も言うことで、対処できることがあります。ぜひ取り入れてみてください。