1歳代の子供を児童館などで遊ばせる中で、
「うちの子お友達と一緒に遊ばないけど・・?」
「同年代の子供にまったく興味がなく見えるんだけど・・」
こんな風に感じることがあるのではないでしょうか。
実は1歳代では、一緒に遊んでいないように見えることが多いです。。そこで
1歳代の友達との関わり方について紹介しましょう。
あわせて噛む、叩く、押すなどの問題についても検証しました。
《1歳児の友達との関わり方》
同じ空間にいても別の遊びをする「平行遊び」
1歳代は、同じお部屋に同年代の子供がいても、一緒に遊ばないで、それぞれが一人遊びをする「平行遊び」の時期です。
パッと見るとお友達に対して無関心で自分の遊びだけに集中しているように見えますが、実は相手のことも意識して遊んでいるのです。
ですので、
- お友達と遊ばない
- 同年代の子供に興味がなく見える
ということがあっても、あまり気にしなくてOKです。
この時期は、複数の子供のいるなかで、平行遊びをしながら、自分の周りには同じようなお友達がいるということを経験をつみながら理解するのです。とても面白いですね。
他の子供たちが一緒に遊んでいるのに、うちの子だけ一人で遊んでいるように見えると
「協調性がないのかな?」
「まわりに興味がないのかな?」
と気にしてしまうかもしれません。ただ
1歳代はまだ「一緒に遊ぶ」という意識はないのです。
無理におともだちと遊ばせないで、子供の自由にさせるとよいですね。
1歳代の友達との悩み1、おもちゃを取る問題
ただ、児童館やプレイルームなどで、同年代のお友達と遊ばせていると、友達のおもちゃをとる、あるいは取られる・・という問題が勃発しますよね。親としては困ってしまいます。ただ
おもちゃの貸し借りは3歳までできないもの
1歳代では、自分のものと他人のものの区別がまだあいまいな時期です。まだまだお友達のおもちゃを勝手に取ったり取られたり・・はするものととらえておきましょう。
1歳代のおもちゃをとる問題のナイスな対応策
1歳代なら、すぐに気持ちがそれるので対処法はとても簡単です。
代わりのおもちゃや興味の先を誘導するだけでOK
「こっちのおもちゃもあるよ~。」
「あっちのお部屋でボールで遊ぼう。」
なんて誘導すると、すぐに興味が違う方に向きますので、おもちゃの奪い合いを終わらすことができます。
素直な1歳代ならではの良い方法ですので、ぜひ試してくださいね。これが2歳3歳となってくると、親の思惑通り誘導できなくなることが・・。あの素直な頃=1歳代はいずこへ~となるのです(経験談)。
また、貸し借りができない時期ではありますが、
「〇ちゃんが使っているものだから、貸してって言おうね。」という声かけはおこなっていきましょう。
もちろん守れないことが多いと感じますが、繰り返し伝えていくことで、貸し借りができるようになってくるのです。
1歳代の友達との悩み2、友達を噛む、叩く、押す問題
もしもしとらちゃん (2012/8/3) / yto
1歳~2歳頃の子供は、お友達とかかわる中で、
- 噛む
- 叩く
- 押す
などをすることがありますね。
自分の子供がすることもありますし、反対にやられてしまうこともあります。親としては乱暴だなと心配になりますし、やられやすい子供だと、将来いじめられるのでは?と心配に感じます。
なかには、叩いたり噛んだりするので、同じ年代の子供が集まる場所へ行きにくいと思う親御さんもいますよね。実は1,2歳代は以下の時期なのです。
1~2歳代は、お友達をのかかわり方や付き合い方を学んでいる時期
お友達とかかわる中で、
- 自分の気持ちをどのように伝えていいかわからない
- 相手がどう感じているかわからない
まだ言葉による表現が未熟な時期は、上記のような気持ちになり、困ってしまい、簡単な行動=噛む、叩く、押すが出てしまうんですね。
また、普段言葉が出るような子供でも、いつもと違う場や子供がいることで、テンションが上がって、手が出てしまうということもあるのです。
親としてのベターな対応
親としては、人様の子供に手が出てまった子供につい「ダメでしょ!」とカッと怒ってしまいがちですが、冷静に
「叩いたら痛いよ。口で言おうね。」と伝えて、どうしたらいいかを冷静に教えることが望ましいです。
子供がやられるケース
お子さんのなかには、叩かれたり、押されたりと手を出されやすい場合もあるかと思います。子供は子供同士のかかわりのなかで、学びがありますので、見守ることは大切です。ただ
いつもいつも押されたり噛まれる・・というのであれば、相手の子供に「痛いからやめてね。」と自分の子供の気持ちを代弁するような声掛けが必要
このときに、相手の親に聞こえるような言い方をしてもよいですね。いつまでも自分の子供を我慢させなくてよいです。
また、どちらかというと、叩かれやすい子供は、感情や気持ちを外に出すのが苦手なことが多いです。普段の生活の中から喜怒哀楽を表現する練習をするとよいです。
親子で
「鬼さん怖いね。」
「おやつ美味しいね」
といったように、日常生活のなかで、気持ちを外に出すような言葉がけをするようにするとよいですよ。
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終わりに
1歳代の友達との関わり方についてでした。この時期はまだお友達と一緒に遊ぶという様子は見られないのが一般的です。
またおもちゃの貸し借りも、まだうまくできないものと考えると気楽になれます。お友達を叩く、押すなどの問題も起こりがちですので気長に取り組みましょう。